エゴグラムのパターンは、人が自分自身や他人をどのように評価しているかを示しています。これを「基本的構え」といい、以下の4つに分類することができます。
自他肯定 ―健康的な立場―
私はOKである、あなたはOKである
NPが高くACへ下がっていく山型
一緒にやっていく
自己肯定・他者否定 ―偏執的・被害妄想的立場―
私はOKである、あなたはOKでない
CPとFCが高く、NPとACが低い
排除する
自己否定・他者肯定 ―憂うつな立場―
私はOKでない、あなたはOKである
NPとACが高く、CPとFCが低い
~からの逃避
自他否定 ―不毛な立場―
私はOKでないし、あなたもOKでない
NPを底としてACへ上がっていく谷型
行き止まり
これら4つの基本的構えの変化のプロセスには、特定の順序を経るという特徴があります。自他否定から始まる場合は自己肯定・他者否定へと進み、自己否定・他者肯定を経て最終的なゴールである自他肯定に到達します。また、問題が深刻化する場合はこれと正反対の経路を辿ります。