赤血球に含まれるヘモグロビンは、動脈血中では酸素と結びついた酸化ヘモグロビンとなって赤く見え、静脈血中では酸素が離れて還元ヘモグロビンとなり、青く見えます。 紫舌で見られる紫斑は静脈血の還元ヘモグロビンの色が現れたもので、血行が悪い瘀血の状態です。濃い赤紫舌で乾いている場合は熱盛傷津、淡い青紫舌で湿潤な場合は陽虚寒凝となります。