智歯周囲炎とは、親知らず(智歯)の周囲に細菌感染が起こる病気です。現代人は顎が小さいため親知らずが正しく生えることは難しく、部分的に生えたり埋まったままの状態の人がほとんどです。従って、親知らず周辺部の歯磨きがしにくいためプラークが溜まりやすく、しばしば細菌感染(化膿)を起こしがちです。その結果として、歯肉や頬が腫れる、ズキズキと痛む、あるいは口が開きにくいといった智歯周囲炎の症状が起こります。このような症状がある場合、親知らずの周囲を洗浄し抗生物質を服用して症状を沈静化した後に、親知らずを抜歯します。