腹部の上下に左右一対の腹直筋が上下に走行しています。上腹部の腹直筋を按じた(圧迫した)とき強い抵抗がある場合を腹皮拘急といい、病的な緊張状態を示しています。 芍薬には筋緊張を和らげる働きがあるため、芍薬を含む四逆散、芍薬甘草湯、小建中湯、桂枝加芍薬湯などが腹皮拘急に用いられます。