瘀血があると下腹部に圧痛点が生じます。圧痛点は臍のすぐ斜め下、臍下部、S状結腸部、回盲部、鼠径部に見られ、S状結腸部や回盲部に圧痛がある場合を少腹急結といいます。腹直筋に沿って上下に索状の硬結を触れると少腹硬満となり、同じく瘀血を伴います。 牡丹皮、大黄、桃仁には瘀血を改善する働きがあるため、桃核承気湯、桂枝茯苓丸、大黄牡丹皮湯、治打撲一方、通導散が用いられます。