陰と陽は対になって全身いたるところに存在します。陰と陽が離れ離れになり、陰が下半身、陽が上半身に偏在すると上熱下寒(冷えのぼせ)が生じ、隔陽の病態となります。陰が表に陽が裏に偏在する隔陽を真熱仮寒証といい、手足は冷えて冷たいのに脾や心には熱がこもっていたり、炎症が生じていたりします。大柴胡湯、白虎加人参湯、黄連解毒湯などで裏の熱を取ると手足まで温かくなります。