2022年7月16日
相談1: (89歳 女性)
質問させていただいているのは、長女67歳です。母は最近食事時、むせることが多く、たまにはもどすようなことがあり、尋ねてみると、舌の付け根にブッブツができていて、気持ち悪く嚥下が難しいと言います。
頻脈等で通っている先生に尋ねてみたところ、口腔内科に行きなさいと言われたようです。が、そう言われてもどこに行けばいいか、わからずかそのままにしていると言います。89歳、歩行も危なっかしくなっています。認知は、それほど進んでいないようで、ちょっと前ですが、ケアマネの採点では、要支援1ということです。ただ、その嚥下が難しくなってから喋り方と不明瞭になり、食物細くなっています。
回答1:口腔内科 樋口均也
舌の付け根に「ブッブツ」ができているということですが、腫瘍などの病変が生じている可能性のほか、有郭乳頭や葉状乳頭といった正常な構造物である可能性も考えられます。 有郭乳頭や葉状乳頭は舌の付け根にあるブツブツとした形状のものですが、通常は気持ち悪くて嚥下しにくくなることはありません。単に嚥下の機能が低下し、嚥下が難しい状態になっていると推察します。このように低下した機能に対しては、摂食嚥下リハビリテーション による改善が期待できます。