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コロナワクチンの副反応

初期のコロナ感染症と比較するとオミクロン株の症状は軽症化の傾向にあり、現在ではコロナワクチンの副反応の方がコロナ感染症の症状より重症である場合が多くみられるようです。

中国国家中医薬管理局が開発した清肺排毒湯は、コロナ感染症に対してのみならず、副反応に対しても有効です。両者に共通しているものはスパイクタンパクで、コロナウイルスの表面にはヒトの細胞の表面に発現しているACE2受容体と結合可能なスパイクタンパクがあります。一方、コロナワクチンはスパイクタンパクをヒトに作らせる指令を伝えるmRNAが主体です。清肺排毒湯はこのスパイクタンパクが及ぼす悪影響を抑える効果を持つと推察します。

清肺排毒湯は21種類の生薬を調合し、煎じ薬として使用します。エキス剤の麻杏甘石湯、黄連解毒湯、小柴胡湯を組み合わせると似た処方になります。

清肺排毒湯
麻黄、甘草、杏仁、石膏、桂枝、沢泻、猪苓、白朮、茯苓、柴胡、黄芩、半夏、生姜、紫菀、款冬花、射干、細辛、山薬、枳実、陳皮、藿香

清肺排毒湯の21種の生薬の構成を見ましょう。麻黄、甘草、杏仁、石膏の組み合わせは麻杏甘石湯と同様で、コロナウイルスやスパイクタンパク(を作らせるmRNA)という外邪の体内侵入に対して戦う太陽表証の時期の発熱を抑える作用があります。桂枝、沢泻、猪苓、白朮、茯苓の組み合わせは五苓散と同様で、外邪に対する炎症反応として生じた水滞を改善する作用があります。柴胡、黄芩、半夏、生姜の組み合わせは小柴胡湯にも用いられ、心煩、口渇、嘔吐といった少陽病の症状に対応しています。ただし、小柴胡湯に含まれる人参と大棗は、潤いを与えることから除外されています。紫菀、款冬花、射干、細辛は射干麻黄湯にも用いられ、外邪を取り除いてのどの痛みを抑える効果があります。ただし、射干麻黄湯に含まれる五味子と大棗は、潤いを与えることから除外されています。山薬、藿香は水湿と嘔吐に対して用いられます。枳実、陳皮は湿を乾燥状態にして消化吸収機能を高めるために用いられています。

麻杏甘石湯
麻黄、杏仁、甘草、石膏

五苓散
黄今、黄連、黄柏、山梔子、桂皮

小柴胡湯
柴胡、黄芩、半夏、人参、大棗、甘草、生姜

射干麻黄湯
射干、麻黄、生姜、五味子、細辛、紫苑、款冬花、大棗、半夏

清肺排毒湯の治療期間はである1週間は脱タンパク食をとる必要があります。味噌汁やトウモロコシはタンパク質が入っているため禁止です。スパイクタンパクはmRNAの指令によって作られ、原料はアミノ酸(タンパク質が分解されたもの)であることから、脱タンパク食はスパイクタンパクを作らせず兵糧攻めにしたり、スパイクタンパクを排除する作用が促進されるという説があります。

米国のFront Line COVID-19 Critical Care Alliance (FLCCC)という救命救急の団体がワクチン摂取後の副反応に対して間欠的ファスティングという治療法を勧めています。間欠的ファスティングとは、毎日16時間は何も食べないようにするという方法です。間欠的ファスティングにより、スパイクタンパクに対してオートファジーが促進されます。オートファジーとは細胞内の余分なタンパク質などを分解処理する体の仕組みを意味します。

FLCCC’s Complete Guide to Intermittent Fasting

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