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舌の真ん中に長さ0.5センチぐらいの白い物が出来ていました

2025年3月30日

相談: ( 52歳 女性)

一か月前に唾を飲み込むと違和感があり、鏡で見ると舌の真ん中に長さ0.5センチぐらいの白い物が出来ていました。かかりつけの口腔外科に行ったところ、何かわからないとのこと。様子を見ることになりました。

その後2週間後ぐらいで小さくなり、違和感がなくなりましたが白い出来物があったであろう跡が残ったまま。しかし、また、2日前ぐらいから少しずつ白い出来物が復活してきています。今のところ違和感はありません。

このような、小さくなったり、復活したりとする物は、一体何でしょうか?癌なのか、心配で不安です。どうぞご回答宜しくお願いします。

回答1:口腔内科 樋口均也

口の粘膜が0.5㎝(5㎜)ほど膨らんで、その後はしぼみ、再び膨らむ場合は以下のような可能性が考えられます。

・粘膜に細菌感染が生じて赤く腫れ、その腫れが引いて再び感染がぶり返し、腫れてくる
・粘膜が傷ついて赤黒い血豆ができ、徐々に小さくなっていき、再び傷ついて血豆ができる
・粘膜の下にある小唾液腺が傷ついて唾液が漏れ出し、粘膜が膨らんで傷つき、溜まっている唾液が流出してしぼみ、再び漏れ出した唾液が溜まって膨らんでくる

ただし、白い色にはならない、舌の真ん中には小唾液腺がないといった理由から、上記の可能性は否定的です。口腔外科の診察では不明ということですが、確かに見当がつきません。従って、正体を知るためには病変部を切り取り、病理組織検査を行う必要があるでしょう。

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