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顎関節症Ⅲ型 クローズドロック

顎関節症Ⅲ型 クローズドロッククローズドロック時の顎関節の構造と動き

上図は、左側顎関節の開口運動を0から3の順に模式化したものです。クリッキング時よりも関節円板が著しく前方にずれており(転位)、下顎頭が前方に移動するのを阻害しています。そのため、下顎頭は関節円板の下面を滑ることができず、回転運動しかできません。従って、正常な状態の半分程度しか口が開かなくなります。

このような状態を「クローズドロック」といい、無理に口を開けようとすると、ほとんどのケースで痛みが生じます。そのため、前方にずれた円板の位置を整える治療が必要になります。

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