歯の神経にまで達する、重度の虫歯に侵された右下第一大臼歯を例にとってみましょう。虫歯が進行し、歯の根にひび割れが生じていたため、治療は不可能で抜歯が必要でした。そこで、その奥に埋まっていた親知らずを抜歯部分に移植することになりました。 虫歯が進行して抜歯が必要 後方に埋まる親知らず 抜歯 親知らずも抜歯 抜歯窩を削るためのドリル 親知らずの歯根の形に 合わせて抜歯窩の形態を修正 かみ合わせの高さを調整 歯肉を縫合 移植した歯を糸で固定 1週間後に抜糸 移植直後のレントゲン像 移植歯と抜歯窩の間に隙間がある 6ヵ月後のレントゲン像 隙間が消失し 移植歯が根付いている