葉状乳頭
舌側面(舌縁)の後方にある、ヒダヒダの少し膨らんだ楕円形の部分を「葉状乳頭」といいます。舌がんとよく似た形態ですが、葉状乳頭は舌の正常な一組織であり、病気ではありません。
たとえば大臼歯で葉状乳頭を噛んで傷つけたり、歯ブラシが原因で葉状乳頭が腫れて痛むと、「舌にできものができた」、「舌がんではないか」と不安に思い、来院されるケースも珍しくありません。
いうまでもなく、正常な組織が傷つき腫れているだけのことなので、清潔と安静を心がけると自然に元に戻ります。その際、「ハチアズレ」といううがい薬、または「エクセレントブレス・マウスコンディショナー」を使用すると、早期の治癒が期待できます。
舌の構成図 |
葉状乳頭 |