化膿性肉芽腫とは赤色や青色、紫色をした有茎性の腫瘤で、表面に凹凸があって触ると簡単に出血します。この病気は炎症性で、何らかの理由によって粘膜が傷つくと毛細血管が拡張して発生しますが、その部分に細菌が感染して化膿することからこの病名が付けられました。
ただし化膿しないケースも多く、その場合は「毛細血管拡張型肉芽腫」と呼ばれます。また元々血管腫があり、そこに外傷が加わって生じるケースもあります。
この病気は妊娠中の女性の発症率が高いことから、女性ホルモンとの関連が疑われ、典型的な症例では舌よりも歯肉に多く見られます。