高3の夏 歯学部との出逢い2
そんなとき、一覧表の隣りにあった「歯学部」という文字が目に飛び込んできたのです。大阪大学を紹介するページです。その瞬間、「歯学部というものがあるのか、ここがいいかもしれないな、歯学部にしよう」とほんのわずかな間に気持ちが固まってしまいました。同時に、高校２年生から抱き続けた京大への夢は消えてなくなり、志望校は大阪大学に決定しました。なぜなら、京大には歯学部がなかったからです。
今振り返ると、歯学部にしようと思い立ったときには直感的な感覚に支配されており、決して論理的な分析による意思決定を下したわけではありません。つまり、何かよいイメージをそこから感じ取り、それを根拠に歯医者になるのがいいと判断したわけです。しかし、不思議なことにその感覚は確信に近いはっきりとしたもので、その後受験を経て今日まで変わることはありません。
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