2008/03/07
相談: (55歳 女性)
41歳の男性についての相談です。12年前に扁桃腺を手術しました。2年前に突然トイレで倒れ救急車で運ばれる途中、呼吸が停止しましたが奇跡的に助かりました。しかし、その後のCT検査などでも異常が見つかりませんでした。
このころから上を向いて寝ていると、舌が喉のほうに落ちてきて喉を詰まらせ、20秒ほど息をしなくなることがあることに気がつきました。舌が喉の ほうに落ちてくるという表現がよくわからないのですが、とにかく喉がつまり苦しくなってぷーっと口から息を吐きます。ちなみに扁桃腺を取った後、両喉に銀 杏ほどのくぼみができています。奇妙な症状に心配しております。よろしくお願いします。
回答:口腔内科 樋口均也
舌の付け根(舌根)が落ちて(沈下して)のどをふさいでいる(気道閉塞)状態を、閉塞性睡眠時無呼吸症候群といいます。今回のご相談の内容からは2年前の病気の原因がはっきりしませんが、その後遺症として症状が出ている可能性は考えられます。
仰向けで枕を高くして寝る姿勢や肥満体型は、睡眠時の無呼吸を引き起こしやすくします。一度、耳鼻咽喉科などの専門医療機関を受診されることをお勧めします。