2008/03/07
相談: (44歳 女性)
10才の娘に関しての質問です。いつからかはわかりませんが、口臭がきついのです。歯磨きは小さいころから大好きで、朝晩きちんと磨いています。ただ、歯に汚れがつきやすく、磨いているのに歯についたほうじ茶の色がなかなかとれません。
腐敗臭のようなでも少し違うような・・・他の兄弟がたとえば歯磨きをしなかったときに臭うようなのとは少し違うきがします。大きくなるにつれ、お友達からも嫌がられるのではないかと心配です。
アレルギー性鼻炎があり、アゼプチンというお薬を飲んでいることが多いのですが、何か関係はありますか?どうしたら直りますか?よろしくお願いいたします。
回答:口腔内科 樋口均也
こんにちは。子どもの口臭はその原因の多くがドライマウス、つまり口腔の乾燥によるものです。口が乾燥するために細菌が繁殖しやすい環境になり、繁殖した細菌から生じた硫黄系のガスが口臭となるのです。娘さんの場合はアレルギー性鼻炎のために鼻呼吸が難しく、口呼吸の習癖が身についてしまったと思われます。口呼吸を続けると唾液が減り、どうしてもドライマウスを引き起こしやすくなります。また服用されているアゼプチンは、ドライマウスの副作用を持つ薬剤でもあります。
対策としては、何より口呼吸をしないように気をつけることです。就寝時にはマスクを装着し、夜間の乾燥を防ぎましょう。またよく噛んで食事を摂り、適度な水分の摂取を心がけてください。