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噛みしめ呑気症候群の4病型

噛みしめ呑気症候群は外科医であり歯科医でもある横浜市の小野繁先生が提唱された病気です。従来、呑気症は消化器の病気と捉えられていたのですが、噛みしめによる空気嚥下が原因のかなりの割合を占めると発見したのが小野先生なのです。消化管のガスは腸内の発酵ガスなどもありますが、65〜70%が体外から入ったもの、すなわち噛みしめによる呑気により発生したものです。このことは消化管内のガス分析により確かめられています。

空気嚥下はクレンチング型、舌圧接型、咽頭嚥下型、混合型の4タイプに分かれます。この中には噛みしめを伴わないものもありますが、いずれものどに溜まった空気を飲み込んでしまうという共通点があります。

クレンチング型 噛みしめをすることにより嚥下反射が起こり唾液を飲み込みます。
このとき一緒に空気を飲み込んでしまうのです。
 舌圧接型 口蓋に舌を押し付ける癖があると噛みしめなくても嚥下反射が起こります。
その結果、唾液を嚥下し同時に空気を飲み込むのです。
 咽頭嚥下型 咽頭反射が強く、のどや口に空気があると、これを反射的に飲み込んでしまうタイプです。
 混合型 上記のタイプが混合したものです。

 

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