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ドライマウスとは?

症状・病態 2024年10月12日

ドライマウスは「口腔乾燥症」と訳され、本来は口の中が乾いた状態を示す症状名ですが、一般的には口腔の乾燥を引き起こす様々な病気を含めた疾患名として用いられています。簡単にいえば、唾液の量が少なくなったり性状が変化したために生じる病気で、高血圧やうつ病などの薬剤による副作用の他、緊張やストレスなど多種多様な原因が指摘されています。

ドライマウスは、我が国で現在およそ800~3000万人が罹患していると推定されていますが、自覚症状があっても医療機関を受診しない、あるいはどの診療科の門をたたくべきかがわからないという方が多いようです。また、かつてはドライマウスに対応できる医療機関が少なかったのですが、現在ではメタボリックシンドロームをはじめとする生活習慣病の増加なども関連して、眼が乾くドライアイとともにドライマウスに対する社会的な関心が高まっています。とりわけシェーグレン症候群は、口や眼の乾きだけでなく全身に多彩な症状が出現する自己免疫疾患であることから、医療分野のみならず広い領域で注目されています。

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