シンポジウム「反芻に取り組む:その神経基盤から臨床応用まで」での中川敦夫先生(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)の講演です。第3世代の認知行動療法にはACT、マインドフルネス認知療法、行動活性化療法、弁証法的行動療法、メタ認知療法などがありますが、反すう焦点化認知行動療法(RfCBT)もその1つです。
反すう焦点化認知行動療法では反芻という疾患の維持要因に焦点を当てます。具体的には、反芻のモニタリング、機能分析、環境調整、イメージエクササイズ、行動実験、没頭体験(Absorption)、思いやり(Compassion)です。