大元素

中医学の理論は東洋哲学の思想を元にして築かれました。その一つに五行論があり、万物は木、火、土、金、水の5大元素で形作られていると考えられています。この5大元素は季節や方向、感情、臓器、色彩、感覚など全ての要素に対応しています。
 
チベット医学でも5大元素があり、地、水、火、風、空がそれに当たります。この五つの要素はインド哲学やギリシャ哲学でも全く同じものが使われていて、チベットにも紹介されたようです。この思想は日本にも辿り着き、お墓の形となっています。
 
この五大元素から人体も構成されていて、病気の診断や治療にもこの考えが当てはめられます。例えば、水はむくみや痰などの病態と関連し、火は発熱やほてり、便秘、炎症などと関連しています。


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