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「クリニックの移転を終えて」

歯科用CT

漢時代の有名な漢方医である張仲景や医聖といわれた古代ギリシャのヒポクラテスの時代には、内臓の様子を直接目で見る契約ことはできなかったため、周囲の状況から想像するしかありませんでした。後世になってレントゲンがエックス線を発見し、内臓をエックス線写真として目で見ることが可能になりましたが、それでもやはり心臓、肝臓、膵臓、腎臓、脳といった臓器を観察するのは難しかったようです。それを解決したのが体を輪切りにして観察できるCTです。

歯科領域では舌癌や骨髄炎については日常的にCTを使っていましたが、歯や歯の周囲の様子をCTで調べるのはやはり困難でした。その後開発された歯科用コーンビームCTは歯や歯の周囲の組織を詳しく観察できる強力な武器ですが、発売当初は大変高価で一般の歯科医院には手が出ない代物だったのです。

その後、幾つかのメーカーが歯科用コーンビームCTを製造・販売するようになると価格が徐々に低下し、一般の歯科医院に普及しました。それが2014年当時の歯科の状況です。

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