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「クリニックの移転を終えて」

歯科用CT「レボルックス」

CT レボルックス

私の大学の1年後輩に当たる十河先生は、歯科医師でありながらアイキャットという会社を経営しています。ここは医療機械の製造や販売をする会社で、主力商品であるレボルックスという歯科用CTは他社製品と比較すると患部が鮮明に見えるのが特徴です。歯や周辺組織のCT画像は、歯に詰めたりかぶせたりした金属が障害物となってかなり見づらいものです。金属が周囲に障害陰影という放射状の白い影を作ることが原因ですが、レボルックスは再構成ソフトギドラの働きによってこの障害陰影がほぼ取り除かれるため、大変見やすい画像になるのです。

通常CTといえばベッドに横たわり、トンネルのような機械の中に入っていくものですが、設置にはかなりのスペースが必要です。しかし歯科用CTは寝る必要がないためトンネルもなく、スペースが節約できます。

実物の歯科用コーンビームCTは、どこの歯科医院にもあるパノラマエックス線撮影装置を少し大きくした程度です。このサイズであれば、現行のエックス線撮影室の2倍程度の空間があれば設置できます。さらに嬉しいことに、レボルックスでパノラマエックス線写真も撮影が可能なのです。従って、エックス線撮影室は現在より少し広くするだけでOKとなりました。

「CTを置くスペースが確保できない」という点からスタートした今回の移転構想ですが、実は進化したCTを導入すればそんな心配は無用だったのです。もちろん、CTだけが問題だったわけではありません。前述したように、他にもさまざまなスペース上の制約に困り果てて今回の移転に至ったのです。

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