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舌痛症の治療

「先生、舌がピリピリ痛みます」

その患者さんは66歳の女性、山本聡子さん(仮名)。通常通り受付でカルテを作成して問診室に入っていただき、スタッフがお話をうかがいました。

スタッフ「山本さん、今日はどうされました」

山本さん「実は2か月ほど前から、舌の端の方がピリピリと痛むのです。ずっと我慢してきましたが、いつまで経ってもよくなりません。どこの科で診てもらうべきか分からないから我慢してきましたが、娘がネットで調べてくれて、こちらで診てもらえそうだと分かったので来ました」

スタッフ「痛むのは食事中ですか」

山本さん「食事中は気になりません。夕方から痛みが強くなって、寝る前が一番痛くなります」

問診を一通り行った後、診察室に移動して樋口院長の診察が始まりました。舌を含めて口の中全体と顔面、頸部の診察を行いました。

樋口院長「山本さん、見たところ舌の粘膜には何も異常ありません。もちろん舌がんではありませんからご安心ください」

山本さん「それはよかったです。もしかして舌がんではと不安でたまりませんでした。では、なぜ舌が痛むのでしょう」

樋口院長「これは舌痛症という病気で、簡単にいうと舌の神経が誤作動を起こしています。何も異常がないのに、異常があると脳に信号が送られてくる状態です」

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