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「クリニックの移転を終えて」

分業体制の確立挨拶

移転後、虫歯治療や根管治療など歯科用顕微鏡を駆使した松下先生の自費治療がスタートしました。一方、私は口腔内科と口腔外科の治療を重点的に行えるようになり、大学病院から派遣された先生たちは大学病院と同じ高度な治療を行っています。また、歯科衛生士は歯周病に対する口腔衛生指導やメンテナンスを担当します。移転前に思い描いた分業体制は、今実現しているといえるでしょう。移転により診療の規模が拡大し、スタッフ一人ひとりが自分の得意とする分野を担当できる体制が整ってきたのです。

船頭多くして船山を上る。このことわざ通りであれば、歯科医師が増えると相互の意思疎通が難しくなり、クリニック全体として治療の質が低下する恐れあり、ということになります。しかし、もちろん現在のひぐち歯科でそのような状況は生じていません。幸いなことに、当院で診療する歯科医師は私や松下先生も含めて全員が同じ大学病院(大阪大学歯学部附属病院)で教育を受け、それぞれの専門分野で研究に従事してきました。

大学の附属病院は全国に多数ありますが、その教育内容はそれぞれ異なります。つまり、他の病院で教育された歯科医師とは診察方法、検査方法、診断方法、治療方法に至るまで全てにおいて差異があります。逆に言えば、同じ病院で教育された者同士には何も言わなくても通じ合う以心伝心という絆が存在するのです。

一期一会の出会いや幸運に恵まれ、ほんの数年前には考えもしなかった新しいクリニックが出来上がりました。移転の決定から完了までの辛苦を思うと感慨に耐えません。今後も変わることなく、これまで私を支えてきてくれたスタッフと共に、未来へ向けてより充実した診療体制を作り上げていきます。患者様お一人おひとりのご要望に応えられるクリニックを目指して。

2017年10月
ひぐち歯科クリニック
樋口均也


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