「クリニックの移転を終えて」
進化した診療室
移転前の診療室では歯科用チェアユニットと壁が近すぎて、背の高い患者様はチェアユニットを倒す際に足を引いていただく必要がありました。足を投げ出した状態でチェアユニットを倒すと、足先が前の壁に当たってしまうからです。その点を踏まえ、新しい診療室は壁との距離を取ったのでもう大丈夫です。
チェアユニットの右横も広くして横を通り抜けやすくしました。以前はチェアユニット右横に付いているブラケット(器具を置くための台)が通り道を阻んでいたのです。これで通り抜けるとき、ショルダーバッグが器具に引っ掛かることもなくなりました。
また、チェアユニットと後方のキャビネットとの距離も長くしたので、椅子に座って診察する私の後ろをスタッフがすり抜けられます。今まではスタッフが通るたびに私が動いて道を開けていたのです。
さらにチェアユニット前のモニターも大きなサイズに変えたので、細部まで見やすくなりました。口の中にある1本1本の歯が頭サイズに拡大して写し出されると、虫歯の穴や歯のひび割れなどの状態がよくわかります。