『その後の世界最強の商人』
前作の『世界最強の商人』では10か条の教えによって商売の方法を教えています。続編では10か条の誓いによってよりよい人生を送る方法を示してくれています。いずれも大変参考になる人生訓ですが、前作に引き続いて続編でも私は10か条の誓いが書き記されるまでの物語に惹かれました。
この物語では主イエスの変容、逆十字の十字架によるペテロの磔刑、パウロの投獄と処刑、パウロに付き従った医師のルカが福音書と使徒行伝を著すことになった経緯が描かれています。主イエスの変容とは、イエス様がイスラエルの高い山に登り、神様にお祈りしていた時のことでした。付き従っていたペテロ、ヨハネ、ヤコブはイエス様が栄光に包まれるのを目撃したのでした。これはイエス様が神様の子であることを示すと解釈されています。高い山とは正教ではタボル山とされていますが、この本ではヘルモン山となっています。
