『恐るべき子供たち』

読書・趣味・家庭 2021年05月19日

パリの片隅でいつまでも大人になろうとしない子供たちを描いた小説です。あの世とこの世が背中合わせになっているような描写がちりばめられています。作者のジャン・コクトーが詩人であることからか、絵画的であったり、観念的であったりします。シャガールの絵のように、物質と反物質が共存した最初の頃のように。

『恐るべき子供たち』