ガイドラインの改訂
日本口腔減免痛学会が作成した「非歯原性歯痛の診療ガイドライン」が改訂されました。2011年に作成されたガイドラインが古くなって内容が書き換えられたわけではありません。新たに多数の文献が収載され、その分内容が詳しくなったわけです。
このガイドラインに掲げられているクリニカル・クエッション(CQ)は15問です。「病態と原因」2問、「診察・検査と診断」3問、「予防・疫学」2問、「治療」8問からなります。「病態と原因」「診察・検査と診断」は文献が多く、詳しく記載されています。「治療」は薬物療法のみ充実した内容です。他は文献が少なく、メタアナライシスはほとんどないようです。