ドンバス危機
プーチン大統領はウクライナ東部2州の一部地域を「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」を国家として承認しました。その領土はドネツク州、ルガンスク州全域にわたることもにおわせています。占領した一部の地域から全域に支配を広げていくとすれば、第二次大戦前夜のチェコスロバキアを連想してしまします。
ドイツはチェコスロバキアがドイツと隣接する地域であるズデーテン地方の割譲を求め、強引に併合しました。ドイツはそれで満足せず、5か月後にはチェコとスロバキアを分割し、それぞれを順次属国化しました。
米国はプーチン大統領の国家承認を「目に余る国際法違反だ」と非難しています。1983年の米国によるグレナダ侵攻は国際法違反ではないのでしょうか。国際法というものがしっかりした実態を伴っているのか、常々疑問に感じています。