ロベスピエール

読書・趣味・家庭 2022年11月16日

政敵を次々とギロチンにかけ、クロムウェルの
ように革命の最終勝利者となりそうだったのがロベスピエールです。ロベルピエールの弟のオーギュスタンも同じ山岳派の指導者の一人だったため、『神々は渇く』ではマクシミリアンと記載されています。

ロベスピエール後の反革命派にとっては、彼を恐ろしい虐殺者だったと記憶にとどめたのでしょう。しかし、この本では「清廉潔白の人」とも「徳の高い人」とも表現されています。著者のアナトール・フランスが新しい歴史観を提供したということでしょう。