三毒

中医学では外部から体を侵すものに六淫という風・寒・暑・湿・燥・熱(火)の六つの邪があります。また、体内には七傷という喜・怒・憂・思・悲・恐・驚の七つの感情の動きがあり、これも病気も元となります。
 
チベット医学でこれに相当するのが三毒です。三毒は「貪」「瞋」「痴」の三つであり、それぞれ「欲望」「怒り」「無知」を表します。三毒は仏教から来た考えで、108ある煩悩の中でも特に人間を苦しめるものです。貪はルンを過剰にし、病気を引き起こします。瞋はティーパを、痴はペーケンをそれぞれ過剰にし、病気へとつながります。

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