口呼吸の弊害

日本口臭学会における耳鼻咽喉科医の久保先生の講演内容の一部です。
 
口呼吸をすると唾液が蒸発し、口が渇きます。その結果、虫歯や歯周病、口臭、味覚障害、口腔カンジダ症などにかかりやすくなります。のどの乾燥も生じるため、咽喉頭炎、気管支炎、肺炎なども起こりやすくなります。
 
乾燥以外にも様々な問題を引き起こす可能性があります。上顎が狭くなり、歯並びや噛み合わせの狂いも生じます。逆流性食道炎や喘息様発作が生じることもあります。
 
鼻で呼吸することによって脳を冷やしているのですが、口呼吸では脳が冷やされず、知能低下が生じます。低栄養状態や低身長の原因ともなります。