口臭症患者の性格特性

その他 2019年08月23日

昨年の口臭学会でTEG-Ⅱを用いて口臭症患者の性格特性を調べた結果を発表しました。この発表は臭気が認められなかった口臭症患者の性格特性を調べたものです。口臭症なのに臭気がないとはおかしなことですが、本当にこのような患者さんも少しはいます。

結果はAC優位型とFC低位型が健常者と比べてその割合が多かったということです。ACは「順応した子ども」のことで、周囲の様子をうかがい怒られるようなふるまいは一切しないという良い子ということです。AC優位型ということは人の評価を気にする、他者を優先する、遠慮がちである、自己主張が少ない、よい子としてふるまうといった特性があるということになります。FCは「自由な子ども」のことで、自分の感情や欲求をストレートの表現する自然の子ということです。FC低位型ということは自由奔放でなく、感情をストレートに表現できず、明朗快活でなく、創造的でなく、活動的でないといった特性があるということになります。


口臭症患者の性格特性