太陽王の使者
この作品は、17世紀末の太陽王の世紀 エジプトとアビシニア（エチオピア）とフランスを舞台にした愛と冒険の物語です。ヨーロッパとエチオピアのキリスト教の関係が複雑で、エチオピア高原の地形、風土も独特です。
1699 年のカイロ。主人公は無免許の医師兼薬剤師のポンセ。その助手のジェルミはユグノー教徒として迫害され（1685年にナントの勅令は廃棄される）、この地 に渡ってきた。ポンセと相思相愛の恋に落ちるのは、カイロのフランス領事の娘アリックス。一介の薬剤師と貴族階級の間には大きな溝があるが階級の違いを物 ともせず愛を貫く。
