手術室、処置室、分娩室

手術室、処置室、分娩室と見て回りましたが、全身麻酔器械や呼吸心拍モニター、超音波診断装置などは見当たりません。案内されなかっただけかもしれませんが、血液自動分析装置も目にすることはありませんでした。
見学した印象では、診察は見て聴いて触って行うのみで、エックス線以外の検査はなさそうです。それだけで対応できる、比較的軽症の患者を治療対象にしているのではないでしょうか。重症例は設備の整った町の病院へ送られるか、家族の元に引き取られるのではないかと思います。小さな集落の素朴で親切な看護士さんのおかげで、貴重な経験を得ることができました。


手術室には中央に手術台が一つあるだけで殺風景です。無影灯がないこと、窓があることなど、日本の手術室とはかなり違います。


手洗いの蛇口は手動で、日本のような電動やフットスイッチではありません。消毒液をたらいに入れるのも旧式です。


分娩台らしきものがあり、分娩室なのでしょう。


注射薬やガーゼなどがしまってあるのでしょうか。機械類は何も見当たりません。
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