月と6ペンス

その他 2016年10月25日

サマセット・モームの作品は中学生の頃に『女ごころ』を読んで以来です。『月と6ペンス』はゴーギャンの伝記だと思って読み始めたのですが、史実と違っていて面喰いました。先入観なしに読んだ方が小説として楽しめたのかなと後になって思います。
イアン・フレミングはイギリス情報機関MI6で働いていた経験を活かして007シリーズを書きましたが、サマセット・モームもMI6に所属してドイツやソ連で諜報活動を行ったそうです。メキシコ革命時のカトリック弾圧を描いた『権力と栄光』を書いたグレアム・グリーンもMI6の諜報部員でした。

themoonandsixpence