緑の家3

読書・趣味・家庭 2022年04月20日

この小説では治安警察部隊と守備隊がそれぞれ登場し、一度は共同で同じ任務に就きます。日本人には両者の任務の違いやメンバー同士の軋轢などはわからないため、小説を十分に楽しめていないのでしょう。

腫瘍登場人物の一人で日系人のフシーアはブラジルの刑務所を脱獄してペルーに密入国します。ペルーでもゴムの密売を手掛けて治安警察部隊や守備隊に追われます。今度はエクアドルに逃れようとしますが、国境越えは困難と知り、密林に身を潜めます。各国境での国境管理の状況にそれほどの違いがあったのでしょうか。密林の国境を超えるのに、警備体制がそれを阻んでいるとはとても思えないのですが。