舌のやや後方の色が周りと異なり、白いカビのようなものが出現しました

その他 患者様の声 2014年04月10日
【相談者】2013年11月16日  20代 男性 KT
 
先日から舌のやや後方の色が周りと異なり、乳頭がなくツルッとしたような状態になったのですが特に痛みもないので放って置いたら白いカビのようなものが出現しました。
調べてみると正中菱形舌炎の際におこりうるカンジタ菌によるものではないかと疑っています。
 
特に痛みもないので困ってはいないのですがもしも重大な病気の前触れであったりすると怖いのでぜひご意見をお聞かせください
 
【回答】口腔外科総合研究所 樋口均也
 
舌のやや後方部の舌乳頭が消失したということですね。漢方ではこのような状態を「剥落」といい、元気がなく体の働きが悪くなっている「気虚」の状態を意味します。
 
正中菱形舌炎とは、生まれつき舌乳頭がない部分に細菌感染による炎症が生じた状態をいうので、正中菱形舌炎である可能性は低いといえるでしょう。
 
剥落が生じた部分が白くなったことから、確かにカビが生えてきたとも考えられますね。口の中の乾燥や抗生物質の長期服用により、カンジダ菌というカビ(真菌)が繁殖しやすくなります。