行動誘発性睡眠不足症候群

その他 2020年09月11日

睡眠リズムが乱れる病気の一つに行動誘発性睡眠不足症候群があります。英語表記でbehaviorally induced insufficient sleep syndrome (BIISS)です。この病気は慢性的な睡眠不足により、昼間に眠気をもようすものです。寝床の入るやいなや眠ってしまう、休日に寝だめするといったこともこの病気との関連が疑われます。 行動誘発性睡眠不足症候群に日中の過度の眠気(excessive daytime sleepiness:EDS)を伴うものが7.1%で、男性に多く見られました。閉塞性睡眠時無呼吸症候群よりも年齢層が低く、本態性不眠症、ナルコレプシー、概日リズム睡眠障害も高くなっていました。
Komada, Y., Inoue, Y., Hayashida, K., Nakajima, T., Honda, M., & Takahashi, K. (2008). Clinical significance and correlates of behaviorally induced insufficient sleep syndrome. Sleep medicine, 9(8), 851-856. https://www.academia.edu/download/46244532/j.sleep.2007.08.01820160605-8858-1vq7qgv.pdf