雲中供養菩薩

国内観光・イベント 2023年07月10日

鳳凰堂の内部の大部分を占める大きな阿弥陀如来像の周囲を囲む52体の飛天が鳳凰堂や阿弥陀如来像とは別に国宝に指定されています。多くの飛天は笙や篳篥といった楽器を奏でています。

飛天はそれほど大きくないため、1本の木から削り出す一木造(いちぼくづくり)でも作成できそうです。しかし、干割れ(ひわれ)が生じるという問題があります。このために52体の飛天は「割矧造」(わりはぎづくり)や寄木造(よせぎづくり)で作られました。