大いなる遺産

読書・趣味・家庭 2012年01月27日
学生時代、常日頃読書をしていたのでこの本をいつ読んだのか覚えていませんが本棚に収納されている1冊です。昔すぎて、内容が定かではありません。
 
あらすじは、姉夫婦に育てられた孤児の人生の旅です。主人公の少年は貧しい生活を送っていましたが、謎の贈与者が現れて、莫大な財産を遺されます。孤児は、ロンドンに送られて紳士として教育を受けます。主人公は2人の少女に出会います。一人は、少年と同じように貧しい家の娘で、少年の姉が重症を負ったあとに、少年の家にやって来て一家の世話をします。 誠実でやさしさがあり、勉強熱心で必死に文字を覚えようとします。もう一人の少女は、少年が手間賃をもらうために通っていた富豪の家の養女でした。わがま まで、階級意識が高く、労働者である少年を見下していじわるをします。しかし、少年は、貧しい家の少女ではなくて、養女の背筋を伸ばした冷酷な美しさに惹 かれていきます。「大いなる遺産」は、囚人の謎が明かされたのちに、主人公が、また貧しい元の家に戻ってくる場面で終わります。そこで主人公は、人生の険しさを知ります。

忍耐力・克己心・質素、イギリス人が好む性質を読ませる話です☆今小2の息子が中学に入った頃に読ませたいです。