アガサ・クリスティー自伝

読書・趣味・家庭 2012年04月13日
1978年刊行のアガサ・クリスティー自伝 乾 信一郎・訳/早川書房 を紹介してください。高校の図書館に入った上下2巻の新刊書を借りて読みました。
ロ レンスとほぼ同世代の推理小説家 Agatha Christie (1891-1976) は、中東旅行をきっかけに、1930年考古学者の Max Mallowan (1904-78) と。特に発掘隊の様子や、ロレンスと一緒に仕事をした Leonard Woolley (1880-1960) とその夫人の描写は興味深い。同じくロレンスの同僚だった R. Campbel Thompson (1876-1941) も出てくる。

Christie の子ども時代の生活レベルは、ロレンスよりやや裕福と思われるが、女性らしい細やかな生活描写が貴重。やはりロレンス一家と同じように、子ども時代をフランスで過ごしている点がおもしろい作品です。