アパルトヘイト

時事問題 2013年12月09日
大航海時代を発端とする奴隷貿易やナチスのホロコースト、アメリカ合衆国の原爆投下は人道に反する罪と断言してもよいでしょう。南アフリカのアパルトヘイトは20世紀末にまで残ったそれらの残滓でしょう。
アパルトヘイトを守り続けた張本人は誰もいません。経済的な権益を守ろうとするイギリス系の白人や独自の伝統を守ろうとしたアフリカーナ、黒人に仕事を奪われることを怖れるプアホワイト達の力関係の中に体制が維持されたのでしょう。
ネルソン・マンデラが自由の身となった際に、アパルトヘイトは廃止しても、これらの体制自体を排除しようとしなかったのは驚きです。