松下幸之助1
松下幸之助翁の秘書をしていた患者さんの思い出話を聞きました。
松下幸之助と言う人は御曹司でありながら学歴もなく、貧乏でありながら人を見る目があり、適材適所人材を選ぶ人でありました。幸之助の父は和歌山の大地主 でありましたが、幸之助が9歳の時船場の米相場で大損をし(今の北浜の株)、一夜にして全てなくしてしまいました。リヤカーで夜逃げして大阪へ。
父は和歌山へ戻り幸之助は父の知り合いの船場の自転車屋に預けられ丁稚奉公をするようになりました。当時の船場では主人は外で忙しく働き、家は妻が守り女の人の力が強く、奥さんを「ごりょうさん」、娘を「いとはん」「こいさん」と呼び、格式があり節度がありました。