ジベレリン
イネの病気で「馬鹿稲病」というものがあります。この病気にかかったイネはヒョロヒョロと高くなるばかりで、倒れやすく、実を付けることなく枯れてしまいます。この病気は「ジベレラ」というカビがイネに感染して生じます。
富山県森林研究所や東京帝国大学での研究の結果、このカビが「ジベレリン」という物質を出して稲を高くさせることがわかりました。その後、ジベレリンが多くの植物で正常に背丈を伸ばすのに使われていることがわかりました。
我が家の畑でも毎年サニーレタスやホウレンソウがどんどん背が高くなる光景を目にしています。これはトウが立った状態ですが、これもジベレリンの働きです。