唾液腺内視鏡

その他 2019年03月18日

耳下腺に唾石が生じて耳下腺の腫れと痛みを繰り返す場合があります。耳下腺の唾石を取るためには唾石がある耳下腺の部分を摘出する必要があります。耳下腺と耳下腺を覆う顔面皮膚の間には顔面神経が枝を広げるように走行していて、手術により顔面神経麻痺が生じる恐れ大です。ステノン管を経由して口の中から唾石だけを取り除くための内視鏡が販売されています。
耳鼻咽喉科用の医療機器会社としてスタートしたドイツのカールストルツ社は今では内視鏡分野におけるリーディングカンパニーです。唾液腺内視鏡は直径1.6㎜と直径1.1㎜の2種類の太さがあります。イリゲーションチャンネルからは洗浄液を注入することができます。ワーキングチャンネルからはマイクロバーやバスケット鉗子を挿入することができます。