今からでも、神経を残すことは、可能でしょうか？
はじめまして。「神経を抜いて、土台をたてて、かぶせものをする」ということで、すでに、「虫歯の部分を削って仮詰」です。今、痛くないし、充分、噛めます。今からでも、神経を残すことは、可能でしょうか？
虫歯の部分（面積）は、大きい？みたいです。神経は、抜いてないハズです。神経が出るようなところまで、削っていたら、神経が生きていたとしても、もう神経は、残せないのでしょうか？
逆に、「虫歯の部分が大きく、虫歯の部分がなくなるまで大きく削った場合」、「かぶせものをしないといけないぐらい、大きく削らないといけない場合」には、「神経を抜かないと、かぶせものができない」ということも、あるのでしょうか？つまり、「かぶせものをするためには、神経を抜かないと、かぶせものができない」ということも、あるのでしょうか？
回答
神経を残すことが可能かどうかは、現在の神経の状態によって決まります。深い虫歯が生じると神経が炎症を起こし、大きな虫歯のより神経の炎症が回復困難となった場合は、神経を抜く必要があります。万一抜かないで詰めたりかぶせたりしても、その後痛みが生じる可能性が高いでしょう。
一方、回復可能な神経であればもちろん抜く必要はありません。どんなに虫歯が深くても大きくても、神経を抜かなくて済むケースはあります。
残念ながら、回復可能かどうかを即座に判断する方法はありません。虫歯を削ったあとで仮詰めをし、しばらく痛みが出ないかどうか様子をみます。その後、痛みが出ず神経が生きていたら抜かずに治療できます。
痛みが出る場合は神経を抜くことになります。また、痛みがなくても神経が死んでしまった場合は、炎症を起こして痛くなる可能性があります。
何らかの工夫により、神経を抜かずにかぶせものを入れるか、詰め物を入れることができるはずです。歯茎より上の部分が残っているとのことから、神経を抜く状況にはならないと推察します。