口腔の感覚
人間の五感といえば嗅覚、視覚、触覚、味覚、聴覚です。この順番で脳神経が感じ取るようになっています。口腔内の感覚はこの内で触角と味覚です。もう少し専門的に分類すると、触角は非特殊感覚、味覚は特殊感覚に分類されます。非特殊感覚は体性感覚(触覚、圧覚、冷覚、温覚、痛覚、深部感覚)と内臓感覚(口腔内にはありません)に分かれます。
痛覚の問題として、舌痛症、舌咽神経痛、三叉神経痛、口腔粘膜炎、舌炎、口内炎、金属アレルギーが取り上げられています。触角の問題としては外傷や手術後の抹消神経麻痺が取り上げられています。口腔セネストパチーや口腔乾燥症も触角でしょうか。
私が担当した口臭は嗅覚で口腔の間隔ではありません。しかし、口腔の触角、温覚、痛覚、味覚の異常を自己の口臭と関連付けて考える問題があります。