呑気症
この本では呑気症により生じた痛みの3症例が紹介されています。胃潰瘍やアトピー性皮膚炎など、本で紹介されている16症例のうち、3症例が呑気症による痛みだった点が印象に残りました。
空気を嚥下するメカニズムには早食いや大食い、水のがぶ飲みなどわかりやすいものもありますが、噛みしめという気づきにくいものもあります。噛みしめていたり、舌が郊外にべったりとくっついていたりすると口の中が狭くなります。そのような状態で唾液を飲み込もうとしても飲み込みにくく、勢いづけて飲み込みがちとなります。その際に空気も一緒に吸い込んでしまうのです。
呑気症の症状にはげっぷ、腹部膨満感、おならなどがあります。この本では呑気症により生じた胃心症候群や脾弯曲症候群で胸痛や腹痛が生じた症例が紹介されています。
