『大いなる西部』2

読書・趣味・家庭 2021年02月13日

間違って注文してしまった英文の歴史書ですが、気を取り直して読みました。西部開拓史研究の第一人者が著しただけに序章の文章が格調高く、あまりの難しさに心が折れそうになりましたが、どうにか読了しました。本書は幾つかの話題をちりばめて構成されています。
先住民との住み分けのために英国王が白人入植者の居住地を東部海岸地域に限定していたが、独立後はアパラチア山脈以西に堂々と進出するようになった。
ミシシッピ川流域の各地で入植が進んだ
東海岸の原住民はオクラホマの居留地に強制移住させられた
入植者が増えるにつれ、原住民との確執が増加し、そのたびに軍隊が原住民を虐殺し、強制移住させた。
ショーニー族のテカムセと第9代大統領ハリソンとの戦争
入植者は失敗や撤退を繰り返しながら、原野や森を農地に変えていった
ロッキー山脈の探検
ビーバーの毛皮の取引
入植者は新しい土地を求めて移動を続け、テキサスに達したり、ロッキー山脈を越えて西海岸に達したりした。
モルモン教徒は新天地を求めてユタに移動し、スッターはカリフォルニアのサクラメントで農場を開いた
スッターの農園近くで金が見つかり、ゴールドラッシュが起こった
テキサスでメキシコ軍と戦った
米西戦争
馬を乗り継いでの郵便
自作農場法の制定
大陸横断鉄道の開通
カスター将軍とリトルビックホーンの戦い
大平原での農業が盛んになった
テキサスから牛の出荷
オクラホマやその周辺の居留地が順次縮小され、白人入植地となっていった
原住民を文明化するための教育が強制された

『大いなる西部』2